シチズンファインデバイスでの働き方
これから会社で働こうと考えている皆さんは、入社したら自分はどの部署に配属されてどのような仕事をするのだろうかと様々な想像をしているのではないでしょうか。私たちも入社する前は様々な想像をしていましたが、理系出身の私たちが現在配属されている部署は、入社する前は想像もしていなかった知的財産を取り扱う部署です。この部署に配属された当初は、知的財産という言葉からすると法律の分野という印象が強かったため、理系出身の私たちがこの部署で活躍できるのだろうかと少し戸惑いましたが、この部署で仕事をしていくうちに、この部署の仕事は、製品技術などを論理的に理解する必要があることから、理系出身の私たちに適した仕事だと感じるようになりました。世の中でも知的財産を取り扱う仕事をしている人の中には理系出身の人が多いようですし、理系出身の人だからといって製品の開発や製造を行う仕事だけが全てではなく、知的財産を取り扱う仕事もそれと同じかそれ以上に理系出身の人が活躍できる仕事だと思います。
“知的財産課の仕事とは”
この部署の仕事は、知的財産（特許、実用新案、意匠、商標など）を取り扱う仕事ですが、その中でも特に重要な仕事は、自社にとって有用な知的財産権を取得することと、自社が他者の知的財産権を侵害しないようにすることです。
具体的には、自社の製品技術や製造技術と同じ技術が既に他者の特許権として権利化されているのかどうかを調べる仕事や自社の製品技術や製造技術について特許出願を行うための書類を作成する仕事などがあります。その他にも、自社が保有する知的財産権を維持管理する仕事などの大小様々な仕事があり、それらの仕事を担当者ごとに日々行っています。この部署の仕事は、一日中パソコンと向き合うようなデスクワークですので、普段は物静かな雰囲気がありますが、時には活発な議論をすることなどもあります。
これからの目標と知財知的財産課が求める人物像
この部署の仕事を介して自社の事業を支えることができる優れた人材を育てていくことが、この部署の目標の一つです。そのような人材としてこの部署が求めるのは、次の三つの条件を全て満たす人材です。一つ目は、物事を論理的に理解することができる思考能力を備えていることです。知的財産を取り扱う仕事では、物事を論理的に理解しなければならないことが多いため、この能力は重要です。二つ目は、物事を正しい文章で正確に説明することができる文章力を備えていることです。特許出願を行うための書類などは、正しい文章で正確に記載しなければなりませんので、それを確実に行える文章力が必要です。三つ目は、知的財産に関する法律と制度の知識を備えていることです。必ずしも全ての知的財産に関する法律と制度の知識を備えている必要はありませんが、少なくとも特許法と特許制度については十分な知識を備えていることが必要です。これらの三つの条件を全て満たすことが理想的ですが、初めからそのような人はなかなかいませんし、私たち自身もまだまだ不十分なところがありますので、日々の仕事を通して研鑽を続けています。この部署で仕事を続けていれば自然と身につくことがほとんどですし、社内外の教育プログラムも充実していますので、どのような人でもこの部署で活躍できる人材になれると思います。